圧着端子

( 絶縁圧着端子 Y型 / R型 )

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絶縁圧着端子

絶縁圧着端子

圧着端子とは

圧着端子は、電気線と電気機器を接続し、電力や信号のやり取りをするために必要な部品です。

1925年頃に開発され、圧着端子が普及する以前はハンダ付けでの接続が主流でした。

圧着端子を使用するメリット

電気線と電気機器を接続する手段として、圧着端子の使用以外に、ハンダ付けでの接続や絶縁テープを巻いて固定するという方法が考えられます。

しかしハンダ付けでの接続は技術力を必要とし、火傷をする恐れもあります。

加えて絶縁テープでの固定の場合は、ショートする恐れがあり、電気線の太さ・種類・規格が異なるもの同士は、美しくまとめることも困難です。

その点圧着端子は、火傷の恐れや異なる電気線同士の接続について心配がありません!


弊社が展開している絶縁圧着端子

弊社では、絶縁圧着端子(丸型/R型)、絶縁圧着端子(先開型/Y型)の計2種類を展開しています。

使用の際、実はどちらの圧着端子を選んでも問題はありません。

ここでは、よりスムーズに圧着端子を選べるよう選定上のポイントをご紹介します。

選定ポイント

1.「丸型/R型」と「先開型/Y型」
「丸型/R型」のメリットは、安全性が良いこと。
対して「先開型/Y型」のメリットは、作業性が良いことにあります。
したがって、安全性を取るか・作業性を取るかという視点が選定上のポイントとなります。
  〇メリット ×デメリット
丸型/R型 安全性が良い
先開型に比べ、値段が少し安め
Ex.ねじが少し緩んでも、ついたまま
※端子が浮くほどの緩みはスパークの恐れあり
作業性が悪い
Ex.ねじを完全に外して取り付ける必要がある
先開型/Y型 作業性が良い
Ex.ねじを外さず、すぐに取り付けられる
安全性が悪い
丸型に比べ、値段が少し高め
Ex.ねじが緩んできたら抜ける
Ex.直接電気に触れてしまう恐れがある
2.「絶縁」のメリット・デメリット
「絶縁」のメリットは、取付場所を選ばないことです。
また、取付後に絶縁する必要がないため、手間を省けてラクという利点もあります。
しかし、「裸」の圧着端子と比較すると値段が少々高めというデメリットがあります。
経験の浅いうちは「絶縁」タイプを選定するのが好ましいかもしれません。
  〇メリット ×デメリット
絶縁 取付場所を選ばない
絶縁する手間が省けてラク
Ex.むき出しでも、フタ有りでも
裸に比べ、値段が高め

圧着端子の選定は、「最終的には自分の好み」と言われたりするほどです。

ベテランの技術者ほど、直感的に・感覚的に使用されているように感じます。

とはいえ、経験の浅いうちは判断基準が分からないこともあるかと思います。

圧着端子の疑問点・不明点等ございましたら、当社までお気軽にお問い合わせくださいませ。


仕様

材質 無酸素銅(本体)
塩化ビニール(キャップ)
定格電圧 600V
入数 100個

Y型 主要寸法図

絶縁圧着端子Y型の寸法図

絶縁圧着端子の型式

型式 公称断面積(mm) スタッド径 各部の寸法(mm) 適合抱合範囲
ød2 W F L E øD ød1 T 撚線㎜2 AWG
N-SV1-3.2 1.25 M3 3.2 5.7 6.5 21 10 4.0 1.7 0.75 0.5-1.5 22-16
N-SVS1-3.7 M3.5 3.7 5.7
N-SVS1-4 M4 4.3 6.4
N-SVM1-4 4.3 7.2
N-SV2-3.2 2 M3 3.2 5.7 4.5 2.3 0.80 1.5-2.5 16-14
N-SVL2-3.7 M3.5 3.7 6.0
N-SVM2-4 M4 4.3 7.2

R型 主要寸法図

絶縁圧着端子R型の寸法図

絶縁圧着端子の型式

型式 公称断面積(mm) スタッド径 各部の寸法(mm) 適合抱合範囲
ød2 W F L E øD ød1 T 撚線㎜2 AWG
N-RV1-3.2 1.25 M3 3.2 5.5 5.0 17.5 10 4.0 1.7 0.75 0.5-1.5 22-16
N-RVM1-3.7 M3.5 3.7 6.6 6.3 19.4
N-RVS1-4 M4 4.3 6.6 6.3 19.4
N-RVL1-4 4.3 8.0 7.0 20.8
N-RV1-5 M5 5.3 8.0 7.0 20.8
N-RVS2-4 2 M4 4.3 6.6 6.3 19.4 4.5 2.3 0.80 1.5-2.5 16-14
N-RVL2-4 4.3 8.5 7.8 21.8
N-RVS2-5 M5 5.3 8.5 7.8 21.8

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